妻垣神社 行事・お知らせ

このページでは恒例祭の他にも、年間を通しての行事も掲載しております。
また、当神社では、年2回のペースで社報「ともかき」を発行しております。
(ともかきとは、妻垣山と呼ばれている神体山の正式名称、共鑰山よりとったものです。)
各号の内容を抜粋して併せてご紹介致します。

妻垣神社 祈願絵馬

お正月に併せて今年もともがき会メンバー手作りの祈願絵馬(一体 300円)を奉納いたしました。
昨年は250体を越える多くの奉納を戴きました。

妻垣神社 祈願絵馬
妻垣神社 ともかき4号 第一回パネル展「百年の縁」開催

恒例の秋季大祭が10月23・24日にわたって行われました。
大祭に併せ、次の三点を神社では計画しました。

まずは昨年までおこなっていた、ぶん廻しに代わり、わた菓子の無料配布をおこない、多くの方にふるまわれました。
次に、囃しの披露です。
かつてお神輿巡幸には子供たちによるはやしが聞こえていましたが、少子化により残念ながら現在途絶えています。その懐かしい音を後世に残そうと大口田地区の氏子の方がテープへの録音を行い、期間中ご披露いたしました。
最後に、地域の歴史を知り、将来を担う若い世代に郷土を愛し、誇りを持っていただく事を目的に、第一回パネル展「百年の縁~写真で見る明治・大正・昭和~」を開催しました。

両日に渡り、氏子の皆様はもちろん、雨の中県内より多くの方が来場されました。
来場者の方々より、「坂を上がるとこんなに広々とした境内があり、清々しい神社ですね。」
「なぜ妻垣神社や騰宮 館跡地は市の観光マップに載ってなのですか?宇佐市は何をしているのか。」と様々なご意見をいただきました。
また昨年と同様、是永宇佐市長が当社を来社。パネル展を見学され、「ここは宇佐の発祥の地なんですね。」とあいさつ。餅まきもしていただき、地域の人たちとの楽しい交流となりました。

妻垣神社 騰宮學館950名分の卒業名簿

元西日本工業大学教授の沢井正美先生より、約950名分の名簿を頂戴いたしました。 先生は大分県の教育史を研究されており、かつてご自身が研究された騰宮學館の資料等を神社に提供してくださいました。

妻垣神社 騰宮學館950名分の卒業名簿
妻垣神社 騰宮學館950名分の卒業名簿


卒業名簿を拝見すると、有名神社の宮司に始まり、議員、大学教授、校長・教員、実業家など幅広い分野で活躍されていることが判明致しました。

妻垣神社 古事記学会理事菅野先生が参拝

妻垣神社 古事記学会理事菅野先生が参拝

11月13日、(株)朝日旅行主催のバスツアー「古事記ゆかりの地を踏む(大分)」で、東京より古事記学会理事・國學院大學菅野雅雄先生と共に約25人が当社を参拝されました。
先生方は定期的に日本最古の歴史書『古事記』に記載されている地域を廻られているそうで、日本の国生みの段で登場する姫島と宇佐地方を訪問。
特に宇佐地方は神武東征の段で登場する足一騰宮の地であり、その伝承地である当社を立ち寄られた
とのことです。多くの方が共 山の足一騰宮を一目見ようと険しい山道を登り、お参りされていました。

妻垣神社 ともかき3号 原口あきまさがやって来た!

昨年は日本が誇る文豪、松本清張の生誕100年にあたります。
その影響か、短編小説「陸行水行」の舞台となった当社では、正月元旦の朝日新聞に始まり、多くのマスコミに報道された一年でした。
年も明け、もう取材は無いだろうと思っていましたが、福岡放送FBSより、松本清張生誕100年の記念番組を作りたいので、取材させてほしいとの依頼がありました。
1月19日取材当日には、明石屋さんまさんのモノマネでおなじみの、タレントの原口あきまささんが当社に来社されました。
原口さんの「清張先生と妻垣神社のつながりは何でしょうか?」との問いに、禰宜は、「戦前、先代宮司の奥様であった藤井すえのさんと出会い、文通によって親交を深めていったようです。」と当時の直筆の手紙を紹介しながら説明しました。
この模様は、2月20日、日本テレビ系列「九州まるごとスペシャル 清張伝説の謎を追え!」の中で放送されました。

妻垣神社 250枚の絵馬

妻垣神社 250枚の絵馬

今年のお正月は例年になく寒さの厳しい日が続きました。当社でも大晦日から降り続く幸によって、初詣に影響がでるのではないかと総代一同心配しておりました。 しかしながら、神社近くに住む方のお話によりますと、元旦の早朝より、拝殿に下がる鈴の音が止むことなく鳴り続けていたそうです。
また、年末、ともがき会手作りの祈願絵馬に、それぞれの願いを書き、お参りされている光景も多く見受けられました。さて、250枚にもなった祈願絵馬ですが、このまま絵馬掛けに下げた状態にしておくと、雨風によって紐がちぎれ、飛ばされるなど、せっかくの皆様のお気持ちが台無しになりますので、4月4日の元宮祭に併せて祭場を設け、皆様の願いが叶うようにと、神職が祝詞をあげ、火の中に絵馬を焚き入れる「絵馬奉納祭」を執り行いました。

妻垣神社 安心院高校合格祈願祭

妻垣神社 安心院高校合格祈願祭

去る1月15日、大学入試センター試験(16・17日)を目前にして、安心院高等学校の佐藤校長を始め教職員数名が、生徒に代わり、当社で合格の祈願祭を行いました。
祝詞では生徒一人ずつの名前を読み上げ、良い成績が残せるよう御祈願いたしました。
また、担任の先生には生徒皆さんの願いを込めて書かれた祈願絵馬をご神前にお供えしていただきました。その甲斐あってか、ほぼ全員の生徒さんたちが
志望の進路へと進まれたようです。おめでとうございます!

妻垣神社 トイレが完成しました

妻垣神社 トイレが完成しました

昨年11月、長年の懸案事項でありました平和遺族会館トイレ改築工事のご提案を致しましたところ、昨今の経済情勢の中、総額約100万円(宇佐市補助金含む)を越える多大なる浄財を頂戴いたし、工事を11月より開始、去る12月末、平和遺族会館に隣接する形で、新たな水洗トイレが完成致しました。

早速、今年の正月より初詣客や団体の参拝客や団体の参拝者に利用して頂いております。
今回このような事業を行うにあたり、ご賛同・ご奉賛頂きました事、神社を維持管理します宮司・総代長を始め
各地区総代、深く感謝申しあげます。今後気持ちよく使用してい頂く様、ご協力をお願い致します。

垣神社 祈願絵馬ができました

正月に併せてともがき会メンバー手作りの祈願絵馬(一体300円)を製作いたしました。
願い事を書いた絵馬を持って、神社へお参りしては如何でしょうか。

妻垣神社 祈願絵馬ができました

妻垣神社 ともがき会

昨年夏に発足しました「ともがき会」の活動の一部を紹介します。
ここ最近、平和遺族会館の周辺が以前より明るくなったことにお気づきになりましたでしょうか。
去る12月12日、ともがき会メンバーと(有)ガーデン太陽様のご協力のもと、境内の剪定並びに植樹を行いました。
何年も放置して太ってしまった樹木の枝もきれいに切り揃えられました。また、ツツジ・サザンカ・桜などの役50本もの苗木も植えつけられました。5年後10年後が 楽しみです。ともがき会は、このような環境整備活動を定期的に行っていく予定です。

妻垣神社 ともがき会
妻垣神社 ともかき2号 釣鐘65年ぶりの里帰り

恒例の秋季大祭が10月24日・25日に行われたましたが、今年は例年と違い神社に嬉しい出来事がありました。
今年8月、戦時中の金属回収令で供出した神社の釣鐘が、戦後、熊本県山鹿市長隆寺に渡り、当時の状態で現存していた事が報道されました。
釣鐘は、承応2(1653)年に作られ、木下郁元大分県知事の先祖にあたる夫婦が奉納したとされ、『豊前国宇佐郡安心院 妻垣八幡宮』といった銘文が刻まれており、神社境内に神宮寺延命院があった神仏習合時代の大事な遺産です。
この事を知った神社関係者らは直ちに現地を訪問。秋吉正道住職のご好意もあり、大祭に併せての神社への里帰りが実現しました。
釣鐘は23日、現地で積み込み、24日朝、境内の延命院跡地より輿に載せ、神職の先導のもと神社へ運び入れました。

神事のあと、事前に設けていた簡易の櫓につり下げ、宮司が初突きを行いました。
その甲高く懐かしい音色は、故郷安心院に再び響き渡りました。
翌25日、午後より天候が下り坂になってしまいましたが、両日併せて多くの方が鐘を突きにみえました。
お忙しい中、是永修治宇佐市長も当社を訪問されました。
市長は『難を逃れた釣鐘が神社へ里帰りされ、おめでとうございます。また、本年は妻垣神社と深い繋がりがある松本清張先生の生誕100年の年にあたり、宇佐市として様々な計画をしております。』とあいさつ。 正式参拝のあと、餅まきをしていただきました。

妻垣神社 清張の足跡をたどって

今年は松本清張生誕百年の年であり、映画やドラマに始まり様々なイベントが全国各地で行われています。 11月29日、宇佐市歴史観光推進協議会主催による『安心院歴史~松本清張生誕百年「陸行水行」の舞台を歩く~』が行われました。

午前10時に何十名もの人が「家族旅行村」安心院 を出発し、下市摩崖仏・鏝絵(こてえ)を巡り、「陸行水行」のメイン舞台である当社へと足を進めました。 正式参拝を行い、秋空の中、ともがき会メンバーによる湯茶の接待での昼食の後、帰路となりました。

妻垣神社 「ともがき会」発足

妻垣神社 「ともがき会」発足

今年7月、神社総代表の諮問機関として氏子数名で結成した「ともがき会」が発足。
毎日第2水曜日夜7時より神社社務所に集まり、神社の環境整備などを話し合っています。
ともがき会は、発足間もない会であり、氏子の皆様のご意見やご協力が必要です。考えにご賛同の方はどうぞご参加ください。

妻垣神社 ともかき1号

整備前整備後

1) 祓所
かつて境内の一角には神仏習合の名残を残す鐘楼がありましたが、現在、その場所にはツツジが数株植わっている状態です。
当社では、その跡地を年4回の大祭の際、臨時の祓所として使用してきました。昨年末、ツツジの株が太り、祭事が難しくなったことにより、総代の方々の協力により、ツツジを撤去。立派な常設の祓所ができあがりました。
今後は、祭典に先立っての修祓(お祓い)・4月の元宮祭の祭場として使用していきたいと思います。また、祓所と摂社貴船社の案内看板も併せて取り付けられました。

西門参道 2) 西門参道

梅雨時期やゲリラ豪雨の際、水はけの悪い西門から続く石畳の参道は水が溢れ、通行が難しくなります。 3月、この状態を改善しようと有志の方々によって、手作業で溝を掘り、U字講を敷き、立派な排水路を作ってくださいました。

旧看板 3) 神社案内看板

神社入口の県道沿いには今から約30年前に旧安心院町によって、観光用案内看板が建てられました。しかし、長年の風雨にさらされ、鉄板は剥がれ落ち、鉄骨は錆び、倒壊の危機となっていました。

今回、元宇佐神宮禰宜、河野弥進美のご紹介により、愛媛県浜松市在住の金子横尾様より新調奉納の申し出があり、5月下旬、真新しい看板が建ちあがりました。


新看板

また併せて、4月の総代会で決議しました元宮アシヒトツアガリノミヤの表記を、神社の由緒に適した「一柱騰宮」(『日本書紀』)より「足一騰宮」(『古事記』)に変更致しました。

お二人には秋祭りにて、神社より感謝状が進呈されました。